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身も心も

真心一座の旗揚げ公演。
青山円形劇場。
出演はかつこ役に村岡希美(ナイロン100℃)、たつこ役に千葉雅子(猫のホテル)。
そして河原雅彦(元ハイレグ・ジーザス)や坂田聡(元ジョビジョバ)が主要メンバー。
他に「初代・ゲストレイパー」粟根まこと(劇団☆新感線)、「初代・ゲストラバー」松重豊と豪華メンバー。
ガヤ役として小林顕作(宇宙レコード)、政岡泰志(動物電気)、伊達暁(阿佐ヶ谷スパイダース)、信川清順が脇をかためる。

久しぶりに小劇団ぽい演目を見た気がする。
なんだか昭和の匂いがぷんぷんする公演。
席は一番前、しかも舞台までわずか10センチ。
なかなかスリリングな設計となっておりました。
ある場面では栗根さん(劇団☆新感線)が船から滑り出るところはわずか30センチもなく、ある意味ドキドキしました。

はじめて千葉雅子さんの本で見るので、期待半分で行ったのですが、なかなかなかなか。独特の味がにじみ出ておりました。全体的に気だるく、しかし笑いも随所に散りばめてあり、飽きない2時間だった。とても人柄がでている本だなあと感心しながら観ていた。
ただ第一章という事でなかなか筋が見えなかったし、近すぎてなのか活舌が単に悪いだけなのか台詞がところどころ聞き取りにくかったのも残念。
でもガヤ役がすごい盛り上げていて、舞台が活気づいたようにみえた。



傷害事件で7年間独房にいた妹のかつこ。実はその犯罪は姉の冤罪だとおもっている看守の谷村(坂口)。かつこは凌辱され、出産するも里子にだし、懸命に任務を全うしていた。そして晴れて出所することとなる。かつこが出所した後、谷村はかつこの姉、たつこを追って北海道から沖縄まで飛び、真相を追求する。
一方、姉たつこは沖縄にて闘牛場の牛の世話をしている家に賄い婦として雇われていた。そこに谷村がやってくる。
ところ変わってかつこの前に凌辱した歌川(栗根)が子供に会いに来る。かつこと歌川の回想シーン。
谷村が看守と察したたつこは闘牛にまたぎ、谷村を追い込む。そこにもぐりの獣医である五十嵐(松重)に止められ、共にかつこの住む新大久保へ向かう。
歌川はかつこの診療所のちかくで蕎麦屋を営んでいた。近くに結婚する予定の女と一緒に。過去を知らないたつこと五十嵐がその蕎麦屋へ足を運ぶ。かつこのもとへ行くのをたつこがためらっているからだった。蕎麦屋を閉め、別の所で再起を図る歌川はかつこに会わず、かつこの所へ行くと知ったたつこにメモを託す。
五十嵐もかつこに会えたたつこを確認すると、かつこにメモを託し、たつこから去る。そこへ暴力団が乱入し、かつこを庇うべく、たつこが撲殺してしまう。たつこの凶器をかつこが取り上げたときに谷村が発見してしまう。かつこもたつこの罪を庇い、罪を認める。
かつこが行く際に歌川から預かったメモを渡すたつこ。かつこもたつこにメモを渡す。
そこには愛しているの文字があった。
by keronana | 2005-05-28 00:30 | 芝居/舞台


主に映画と観劇の感想


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